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PC Engine ( リダイレクト:PCエンジン ) : ウィキペディア日本語版
PCエンジン[ぴーしーえんじん]

PCエンジンPC Engine)とは、1987年10月30日日本電気ホームエレクトロニクス(NECホームエレクトロニクス)から発売されたHE-SYSTEM規格に基づく家庭用ゲーム機。当時のメーカー希望小売価格は24,800円。
== 概要 ==
任天堂ファミリーコンピュータが発売され数年が経過し、ハドソン(現・コナミデジタルエンタテインメント)がより高性能のハードウェアを望むゲーム開発者やユーザーのニーズを把握した事で開発が始まり、市場に投入された。発売当初はファミリーコンピュータやセガ・マークIIIと競合し、後にスーパーファミコンメガドライブと競合した。NECグループとしてはコンシューマ初参入ハードで〔ただしNECはエポック社スーパーカセットビジョンカシオPV-1000へチップ供給を行っていた。〕、ハードウェアソフトウェアの開発はハドソンが担当していた。
発売当時としては常識を覆す高速・高性能であり、任天堂のシェアを崩すには至らなかったが、新規ハードとして一定の普及に成功し国内市場では1992年時点でスーパーファミコンに次ぐ24.7%のシェアを占めていた〔週刊ファミ通700号 『ゲームの歴史』、p.127〕。1990年代前半の日本市場において、PCエンジンの周辺機器であるCD-ROM2は最も普及していたCD-ROMゲーム機であり、NECの後藤富雄 (当時) は、「他のメーカーに先駆けてCD-ROMを採用したことに対しては、私としてはそれなりの自負がある」と述べている〔「ゲーム大国ニッポン 神々の興亡」滝田誠一郎 2000年、p.188〕。
コア構想に基づき多くの本体・周辺機器が発売された。多人数での対戦・協力プレイを想定し、最大5個のコントローラが接続可能なマルチタップが本体と同時に発売され、家庭用ゲーム機として世界で初めてCD-ROMをゲーム媒体に使用するなど、進歩的な設計であり、PCエンジンが世に送り出したCD-ROMゲーム機の思想はその後のゲーム機にも受け継がれていった〔。
NEC-HEソフトウェア推進部長 (当時) の安田清明は「ゲームの世界でもアニメキャラクタや声優を使ったゲームとアニメが融合した文化ができている。これは任天堂が作った文化にはなかったもので、PCエンジンでNEC-HEが作ってきた文化だ」と評している〔「新世代ゲームビジネス」日経BP社 1995年、p.117〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 TurboGrafx-16 」があります。




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